富士山、どーんと構えて誇らしげ。そこがカッコイイ。「わたしの器量はわたしの尺度で」と宣しているような。写真は山梨県・河口湖で撮影しました。自分らしくを応援するサイト「I thinkでいこう」より。矢嶋剛が著作・制作・運営をしています。

§13 どうせなら No.1

優れたアイデアについて、
前回§12で説明しました。

今回は、その続きです。
優れたアイデアをNo.1にする、
その方法を解説します。

「あなたならでは」のアイデアを
周囲も認めるNo.1にしてくだい。

では、始めます。

アイデア vs. アイデア

「あなたならでは」(§12で説明)
優れたアイデア。

すごいです。

でも…、優れたアイデアを思い付く
人はあなただけではありません。

あの人も。
あの人も。
あの人も。
あの人も。

優れたアイデアは世の中にたくさん
あります。その中には同じテーマを
扱うものも。

すると当然、比べられ、選ばれ…が
始まります。

あなたの優れたアイデアも対象に。

オーディションみたいです。
ちょっと緊張しますよね。

でも勇気を出して、受け容れましょ
う。誰もが優れたアイデアを探して
いるのです。これは止められない。

ですから、逆に
頑張っちゃいましょう。

あなたがNo.1になるように
ベストを尽くしましょう。

面白い体験になると思います。

もしかすると…
アイデア・コンテストで
優勝しちゃうかも。

アイデアNo.1のイメージ

ところで、
No.1のアイデアって?
優れたアイデアとどう違うの?

まずこの点を
はっきりさせておきます。

優れたアイデアは、
「おぉ、これなら!」な提案である
こと。それが条件でした。(§12)

ですから当然、No.1は、その上。

圧倒的、唯一無比になる!
が、No.1の条件です。

そのイメージ、
100点満点のテストで
200点、300点を出す!

感じ。

アイデアを出す側(あなた)も、
讃える側(出題者や審査員)も、
想定しなかったすごいレベルへ
一緒に跳んじゃう!

「わぉ~」ですよね。
困っちゃいますよね。

でも大丈夫。
自信を持ってください。

あなたのアイデアはもうすでに
200点、250点を出しているかも
しれないのです。

「よし、確かめてやろうじゃん」
な気合いで、以下に示す、
アイデアNo.1への道を
読んでください。

アイデアNo.1への道

アイデアをNo.1にするには…

精神論ぽくなりますが、
(でも、もっとも大事)

自身のアイデアに対して
絶対の自信をもつこと!

「この問題の最高の選択はコレ!」
「このテーマなら誰にも負けない」

この位、意気盛んでいてください。
そうでないと持ちません。

というのも面白い問題やテーマには
No.1候補がワンサカ集まり…


そのイメージは

「絶対に面白いから手に取って!」
と、一冊一冊が必死で叫んでいる
大型書店の漫画コーナー

のようでもあり、

「わたしこそ、世界一の美女!」
と名乗りを上げて集まってくる
ミス・ユニバース世界大会・決勝

のようでもあって。

思わず『世界で一つだけの花』を
歌い出したくなる緊張感の中で
アイデア同士がNo.1を目指して
ぶつかり合うからなんです。

「それって、めちゃめちゃ厳しい!
 だってNo.1は1つだけでしょ」

そんな声が聞こえてきそう。

確かに。No.1は厳しい。でもね、
「1つだけ」に関しては、大きく
ゆる~く受け取ってください。

どういう事なのかというと…

No.1は 1つじゃない

たとえば、
交通事故を減らすアイデアNo.1を
選ぶとしますね。そうすると気づく
んですが、道路それぞれでベストが
違う。同じ道路(例 国道1号)でも
地域や場所によって違ってくる。

たくさんの人が横断するゾーン。
農業用トラクターが走るゾーン。
景色がすばらしいゾーン。
渋滞が多発するゾーン。

考えなければいけないことが
まったく違います。

こんな調子ですから、同じテーマの
アイデアNo.1、沢山あります。

正確に言うと、
No.1、沢山ないと困るんです。

考えてみてください。
人と社会を巡る問題(ビジネスも
その1つ)は多様です。しかも、
タイミングによって、問題の質が
変わります。(先ほどの道路も時間帯に
よって様子は一変します)
つまり…

あなたのアイデアが
No.1になるチャンスも
いっぱい。


だから安心してください。
個々の事情にピッタリの
適所適材なアイデアNo.1に
選ばれる!を目指しましょう。

適所のために 修正&吸収

目指すは、
適所適材なアイデアNo.1。

その方針に沿って、
アイデアを深めていきましょう。

「広く大きなテーマに対して
 漠然と、もっともらしいことを
 提案するんじゃなくて…」

「SDGsとか、地球温暖化防止とか
 ああいうスローガンを掲げて満足
 するんじゃなくて…」

「スケールが小っちゃいかもしれな
 いけれど1つの問題を深掘りして
 そのベストな提案になるように」

いろいろ修正してください。

すると自然に、
次のアクションへ進めます。

「そうだ。ほかの人のアイデアを
 チェックしよう。いいところが
 あったら取り入れなきゃ」

こう思えるようになります。

こうして、「あなたならでは」
アイデアは、ほかの人のアイデアの
力を吸収。

鍛えられ、磨かれて、
アイデアNo.1に育つのです。

どうですか。

あなたのアイデアが
No.1になる予感、

してきましたか?

してきたら、
あとは実行するだけですね。

アイデアNo.1、
目指してください。

(おしまい)

   
富士山、どーんと構えて誇らしげ。そこがカッコイイ。「わたしの器量はわたしの尺度で」と宣しているような。写真は山梨県・河口湖で撮影しました。自分らしくを応援するサイト「I thinkでいこう」より。矢嶋剛が著作・制作・運営をしています。
富士山、どーん。「わたしの器量は
推し量れません」と言ってるよう。
No.1になるアイデアもそんな感じ。
このイメージを忘れないでください。
(山梨県・河口湖でパチリしました)

追伸

あなたのアイデアをNo.1にする。そのイメ
ージを説明しました。優れたアイデアとの
違い、わかりました? No.1は大変だけど
成れるチャンスはいっぱいあります。ここに
書いたことを企画案や提案書の作成、アイデ
ア・コンテストなどに生かしてください。
そのとき役立つテクニックを、次の§で。
アクション・プランと言うんです。

  

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