初めての料理って失敗しがち。レシピ通りでも仕上がりのイメージがなく右往左往。料理もアクション・プランですね。写真は、わたし作・蛸飯です。 |矢嶋ストーリー作品『I thinkでいこう』より。文と写真は矢嶋剛。

§14 アクション・プランの達人に


アクション・プランは、「理想を実現するために」+「行動しよう」の足し算です。

「海外で働きたいから」〔理想〕+「外国語を勉強」〔行動〕
は、アクション・プラン。

「商売繁盛を目指して」〔理想〕+「新製品を開発」〔行動〕
これもアクション・プランです。

なんとなく解りました?
では早速、アクション・プランを描いてみましょう。次の空欄を埋めてください。

「    」〔理想〕+「   」〔行動〕

出来ましたね。
これがアクション・プランの基本型です。簡単でしょ!

では、練習です。あなたのアイデアを、この基本型に記入しましょう。

「〇〇〇〇」〔理想〕+「△△△」〔行動〕

はい、OKです。

では、次のステップに進みます。
描いたアクション・プランの素晴らしさをチェックしてみましょう。

ポイントは2つ。

①〔理想〕は具体的ですか?
 〔理想〕が漠然としていると、
 〔行動〕がアヤフヤになります。

 次の例を見てください。

 「bigになる!」〔理想〕+「…」〔行動〕

 ねっ、これじゃ実行も何もありません。
 アクション・プラン以前です。
 〔理想〕は具体的に!

②〔行動〕は実行可能?
 無理な〔行動〕は、やっぱり無理。

 勉強もやって、部活もやって、
 一日の睡眠時間は4時間! は無理。

 今期、全員が前期比200%を売り上げるぞ!
 も無理。

 〔理想〕+〔行動〕が
 〔理想〕+〔理想〕にならないように!


①と②のポイントを別の言葉で!

「三日坊主」はダメ(①の戒め)。
「選択と集中」は大事(②の方策)。

この2つの言葉、
アクション・プランの金言なのです(笑)


だんだん馴染んできましたか?

そうなんです!

アクション・プランは、実行可能が生命線!
誇大妄想なアクション・プランは論外ですよ。

(PDCAとかkaizenとか呼ばれる、業務改革系のアクション・プランは有名です。なぜだか分かりますか?「小さなことをコツコツと」主義だから! そして、誇大妄想化の防止が望めるから!)

と理解いただいた上で、さらなる高みへ。

軽く復習です。

・アイデアNo.1の要件がアクション・プラン。
・アクション・プランは実行可能が生命線。

でしたね。


そんなアクション・プランを描くには?

実は、ある工夫が必須になります。

その工夫とは…、「因果を詰める」こと。

だから次回は、因果〔原因→結果〕の話。
お楽しみに!


えっ、反面教師の話を聞きたい?

ダメダメ・アクション・プラン?

イメージでいい?

じゃぁ、すこし延長戦!


ということで、突然ですが
「駄目だ、こりゃ! AP劇場~」
(APはアクション・プランの略)

第1回 理想曖昧→自己崩壊

〔理想〕をカタカナや外国語などで抽象的に表す、コンセプト主導のプロジェクト。〔理想〕を抽象的にしておけば、後付けで色んな〔行動〕を押し込めるよね~。それって、プロジェクトの規模拡大もできる。参加者をあとで広げるのも簡単。

こう考えて計画を実施!

狙い通り、っぽい〔行動〕、てんこ盛り!
「なんかビッグ・プロジェクト!」で大満足。

ところが…

〔行動〕が多彩すぎて、全体で何してんだか、分からなくなって…。

〔理想〕は抽象だよ。目標なんて最初から視界不良じゃん!が罷り通るようになり…

駄目だ、こりゃ! になりました。


第2回(最終回) 理想後付け→尻すぼみ

地域振興のような長期を要する案件。本来なら、じっくり腰を据えたいところですが、予算とか色々あって、その場だけ盛り上がるイベントや施設建設でお茶を濁すことに…。

そんなアクション・プランは、たいてい〔行動〕が先に決まって、後付けで〔理想〕が加わり、最後にアクション・プランの体裁を整えようとします。イベントでいうと、次回・次々回は考慮しない。施設でいうと、建てるだけ。

こんなマインドなので、
単発なんだから、終われば、関係ないもん!になってしまい、

駄目だ、こりゃ! になりました。


どちらも本当によくある話。アクション・プランを描くときの戒めとしてください。


初めての料理って失敗しがち。レシピ通りでも仕上がりのイメージがなく右往左往。料理もアクション・プランですね。写真は、わたし作・蛸飯です。 |矢嶋ストーリー作品『I thinkでいこう』より。文と写真は矢嶋剛。
初めて作る料理って失敗しがち。理由は、仕上がりのイメージがないから。レシピ通りに作っても、不安になって揺れに揺れ。料理もアクション・プランです。写真は、わたし作・蛸飯(★回目)。少しはマシに?

読んでくれて ありがとう