この地下足袋、祭り装束です。祭りを楽しむのに学歴は関係ありません。〇〇卒が人生を代弁? そんな淋しい話は祭りや地域活動には不要なのです。自分らしくを応援するサイト「I thinkでいこう」より。矢嶋剛が著作・制作・運営をしています。

§19 学歴よ、軽くなれ!

学歴って…何だろう?
ずっと考えています。

本音は「どうでもいいなぁ~」と
思っています。

○○大学卒、△△学部出身、
なんか意味ある?

半面、出会う人が
「どれだけ考えてきた?」
「どれだけ学んできた?」を
知る機会は、ひどく限られている。
そうも感じます。

だからでしょうか? 音楽大学・
音楽院って何?と思うわけです。
実態は知らないんですけど。

たとえば、ミック・ジャガーさん

(ローリング・ストーンズのボーカル)
や、アクセル・ローズさん🎤(ガン
ズ・アンド・ローゼスのボーカル)

音楽の論理を学んでも、生まれそう
にない。

でも、
音楽大学で励むと素晴らしい演奏が
花開きます。内田光子さん🎹に
惚れ惚れしています。

でも、
マイルス・デイヴィスさんの
トランペット🎺は音楽院で…
じゃなさそう。

でも、
マルタ・アルゲリッチさん🎹は、
フリードリヒ・グルダさん🎹に
師事しています。

でも、
チャーリー・パーカーさんも🎷
ジョン・コルトレーンさんも🎷
音楽院で学んでいません。

こんな「でも」「でも」が、
気になるんです。

画家と美術大学の関係も

気になります。

パブロ・ピカソさん🎨はスペインの
王立美術アカデミーに入りますが、
中退しています。(ゲルニカの人)

クロード・モネさん(睡蓮の人)は
画家仲間が集まるカフェでの議論に
大いに刺激を受けたそうです。

ジャン=フランソワ・ミレーさんは
(落穂拾いの人)は国立美術学校の
授業に出ず、ルーブル美術館に通い
詰めたそうです。

学校って…

と思いつつ、

毎年、東京の新・国立美術館で開催
される美大の卒業展「五美大展」を
観に行きます。展示作品にワクワク
しながら、藝術と教育の接点に想い
を馳せています。

卒業と人 その関係

話、変わって。

心理学ってありますよね。あの学を
修めると心が解るだけじゃなく、
詩情にも通じる?も気になります。

経営学を学ぶと経営できる?が
気になります。

社会学を学ぶと世の中がわかる?も
気になります。

要するに、
○○学校に通ったとか、○学を修め
たとかで、その人、凄い!が判る?

それが、とても気になるんです。

これが缶詰だと、○○社の缶詰で、
中身は白桃?それなら間違いない!

🥫🥫🥫🥫🥫🥫🥫🥫🥫🥫🥫🥫

となるんでしょうが、人は工業製品
じゃない
ので、学校で同質の人間を
量産なんて訳には行きません。

なのに 企業の採用は

学歴(=在籍歴)を
かなり頼りにしています。

大学生に就職活動の実態を聞くと、
学校名を見た瞬間、ES(エントリ
ーシート)
を捨てる企業もあるそう
です。つまり採用不採用は学校名
(=入学時点)で決まる。

学歴なんて在籍歴に過ぎないって、
企業も解かってるんだろうけど、
いざ採用となると「大学=人材育成
工場」なんて発想になるのかもしれ
ませんね。

実はもっとひどくて、大手予備校が
発表する大学学部の偏差値の高低で
在学中を評価している
のかもしれま
せん。

もしそうだとすれば、最悪。

在学中って意味なし?
受験燃え尽き症候群をどう考える?
腐っても鯛?(お腹こわすよ)

もしかすると、
採用する側の学歴コンプレックスが
原因かもしれません。

東大生や京大生と話したことがないよ。
頭いいんだろうな。わたしよりいいんだ
ろうな。ふつうのこと言ってバカにされ
ないかな。東大、京大だもんな。


実は、こんな意識が
企業にまん延しているのかも
しれませんね。

実際は大したことありませんが、
(本当です)が妙にビビる。

その反動で、自分より偏差値の低い
大学や高校、中学卒を妙に見下す。

この辺りが未だに
学歴が偏重される深因に
なっているのかもしれませんね。

言い過ぎですか?

採用試験って本来なら、面接して、
話して、目の前の人物がどれだけ
凄いかを見抜き認めなきゃダメ。

なんだけど…その能力のない企業が
学歴を未だに重視する。

わたしにはそう見えるんです。

なんてつまらない。

要は 人物です

その人がどういう人物であるか。

なによりもそれが肝心です。

本人に会って、センスある質問を
してください。

「君は哲学を専攻したらしいけど、
 そんな目で世の中を見ると、どん
 な風に見える?」

とか

「あなたは歴史を学んだそうだけど
 わたしたちは今、過去から何を
 学ぶべき?」

とか。

こういうテーマ設定でおしゃべりを
すれば、人物ってよくわかります。

大したことのない人は薄っぺら。

深みのある人はオモシロイ。

これからのビジネスに必要な人は
「考える」人、「どうすれば?」に
自分の結論を出せる人です。
         (§04参照)

〇〇プロジェクトに参加しました!
ではなく、

〇〇賞を受賞!
でもなく、

どこ大学の、どこ学部の、
どのゼミ? では全然なく、

トイレットペーパーの…な珍問に
答えられる人でもありません。

織田信長が見出した豊臣秀吉。
FBIが迎えた在野のハッカー。

彼らのようなオモシロイ人を
仲間に迎えたいのなら、
その人物がわかる採用活動を
すべきです。

というわけで、

学歴よ、軽くなれ

日本もそろそろ、
頭を切り替えないとね。

学歴不問で「考える」勝負!なんて
採用法、面白いと思います。

海外を含め、時代はそちらへ
向かうでしょうね。

というもの、学歴にこだわる企業に
人物は集まらなくなるから。

日本の最難関、東京大学!というけ
れど。「世界でみればベスト20に
入れない大学卒の学歴が永遠に幅を
利かす組織に誰が勤めるものか!」

こう言われるのがグローバル時代の
現実でしょうね。

学歴で何かを語るの…もう無理。

に、みんなで気づいて、
つまらないことを早くやめて、
新しい社会をつくりましょう。

(おしまい)

   
この地下足袋、祭り装束です。祭りを楽しむのに学歴は関係ありません。〇〇卒が人生を代弁? そんな淋しい話は祭りや地域活動には不要なのです。自分らしくを応援するサイト「I thinkでいこう」より。矢嶋剛が著作・制作・運営をしています。
〇卒が人生を代弁? 淋しい。
肝心なのは、今のあなたです。
ちなみに学歴では神輿は担げな
いということで祭足袋の写真。
(my足袋です。神田祭で)
 

追伸

学歴の偏重はおかしい。その理由を書きまし
た。〇〇卒業や在籍歴は何も保証しません。
肝心なのは人です。学歴フィルターを捨て、
人物を正当に評価する採用を。そうしないと
危うい。魅力的な人は近づかず、優れた人は
離れていきます。学歴社会も学歴主義もすで
に過去。そろそろ気づきましょう。日本って
とっても遅れています。

  

このサイト、読んだ人 
  (2022年8月22日以来